「酒々の実」開発秘話(ブログより)
純米吟醸アイスで日本酒らしさを際立たせるためにがんばったのは、
「材料の配合と味のバランス」だとのことです。
アルコールが入っているといい感じに固まらないのだそうです。
そこで入れるお酒の量を調整したり、加熱してアルコール度数と
配合を変える工夫をしてやっとのことでつかんだバランスで
作っているのですって。
この時の苦労話で、舌の上に乗せると「痛い」と感じる食感の
アイスになったりしたというのがありますが、これはもはや
想像できない食感です。
もう一つのベースである、お豆腐についても今のお豆腐に出会うまでは、
いろいろなメーカーや品種を試したそうです。
これも少し驚いたのですが、お豆腐単体で食べると美味しくても、
アイスにすると大豆の味が主張し過ぎて、日本酒の味さえも押し退けて
しまうものがあったとのこと。
現在の豆腐は、
「大豆の味を見せながら、一歩引いて日本酒を立ててくれる」
ものだそうです。
単体で食べてみたいですが・・・これはノンアルコールの豆腐アイスで
我慢するしかないようです・・・
そして、全体の味のバランスを調整するときは、甘みを支える
アガベシロップは10グラム単位、コクを支える酒粕は1グラム単位で
微調整を繰り返したそうです。
代表作の純米吟醸アイスだけでもこの苦労・・・他のアイスにはどんな
苦労があったのでしょうね。
できれば全種類ブログ記事を載せて欲しいなと思っています。
最後に、読んでて笑ったのが、試行錯誤する間、味見を繰り返していたら
一口ずつの連続でお酒に酔ってしまったということ。
真剣にお仕事をするほど、お酒に酔ってしまうというのは結構辛い状況
だったんじゃないでしょうか。